私たちの仕事について
中村農園では年間を通して広大な土地の管理から出荷までの全てを行っています。
榊の栽培は他の農業に比べると手間はかからないのですが、それでも人の手を必要とする植物です。
こちらでは、求職者の方や榊に興味のある方へ向けて栽培から出荷までの一連の流れを掲載いたします。
是非、稀な榊農家の業務内容を知るきっかけになりましたら幸いです。
除草作業(ツル切り)
まず、榊を栽培するにあたり凄く大切なことがあります。それは、榊に十分な栄養を行き渡らせるための除草作業です。そして除草作業と一緒に行うのがツル切りです。雑草のツルなどを放置しておくと榊に絡みつき、榊の成長を阻害するばかりではなく形が不揃いになってしまいます。また、除草作業では一緒に肥料を撒く仕事も行います。
収穫・整形
榊は11月〜5月まではあまり成長しません。成長期は6月〜10月がピークとなり一気に成長します。しかし、収穫だけ出来るわけではなく上記のような除草作業も同時に行わなくてはなりません。人手が多ければ分担できるのですが、人手が少ないため全ての作業を一人で通して行うことも少なくありません。
榊の需要は年々増えておりますが、供給が追いついていない状況です。榊農家を継ぎたいと思ってくれる人がいればと思う毎日です。
出荷
様々な大きさに整形した榊は丁寧に段ボールへ詰めて出荷いたします。葉が傷つかないよう交互にバランス良く入れていくことを求められる作業です。また、1週間で1万本(1万の束)を出荷することもあります。岡山県や佐世保市、はたまた東京の市場へと運ばれていきます。
榊農家の仕事はコツコツと作業を行うことが求められますが、一つの事に集中することが好きな人にはとても向いている仕事だと思います。